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コーニング台中工場、電力トラブルで供給量増やせず【表】


ニュース 電子 作成日:2009年10月20日_記事番号:T00018677

コーニング台中工場、電力トラブルで供給量増やせず【表】

 
 液晶パネル用ガラス基板世界最大手、米コーニング台中工場で電力トラブルが発生しており、溶解炉の生産能力に影響が出ている。ジェイムズB・フロウス副会長兼財務長(CFO)は、「生産ラインの大部分は正常に稼働している」と説明したが、「第4四半期は供給量を前期比5%引き上げる予定だったが、横ばいまたは微減となる」とコメントした。20日付工商時報が報じた。
 
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 液晶パネル業者によると、今回のトラブルは火災や爆発といった深刻なものではないため影響は小さく、さらに液晶パネル業界は既にオフシーズンに入っており、市場へのガラス基板供給にとって大きな問題は起きないもようだ。

 一方、JPモルガン証券の林良俊ハイテク産業アナリストは、今回のトラブルで影響を受けるコーニングの生産ラインは、同社全体の7~8%、世界のガラス基板出荷量の3~4%に当たると指摘した。台湾パネルメーカーでは中華映管(CPT)など中堅メーカーの第6世代工場への影響が比較的大きいという。