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台プラのDRAM再編計画、ウィンボンドが離脱


ニュース 電子 作成日:2009年10月20日_記事番号:T00018681

台プラのDRAM再編計画、ウィンボンドが離脱

 
 DRAM産業再生計画の提出を受け、審査を経て1~2社に政府出資を行う経済部の「DRAM産業再生プラン」(20日提出締切)に対し、これまで「必ず計画を提出する」と表明してきた南亜科技・華亜科技(イノテラ・メモリーズ)の台塑集団(台湾プラスチックグループ)陣営は19日、一転して「提出しないことも選択の一つ」との考えを表明した。背景には「再生プラン」の条件の一つである「買収・合併による業界再編」をクリアするため台プラ陣営が接触していた華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)が、同陣営の統合計画から離脱したことがあるようだ。20日付電子時報が報じた。

 メモリー業者によると、ウィンボンドは標準型DRAMから他のメモリ製品へと経営方針を転換する考えを表明しており、生産能力も自社の12インチ工場で十分だとして、同計画からの離脱を決めたもようだ。

 電子時報は、台プラ陣営が「再生プラン」の条件を満たすことは非常に困難となり、今後、政府の出資を受けた台湾創新記憶体公司(TIMC)によって競争力が阻害されることを阻止するため、同陣営はメディアを動員して「不公平」を世論に訴える可能性があると指摘した。