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LEDの鼎元光電、力晶傘下の晶発光電を合併へ


ニュース 電子 作成日:2009年10月20日_記事番号:T00018683

LEDの鼎元光電、力晶傘下の晶発光電を合併へ

 
 発光ダイオード(LED)関連メーカー、鼎元光電科技(TYNTEK)は19日、力晶半導体(PSC)集団傘下のエピタキシャルウエハーメーカー、晶発光電を株式交換を通じて合併すると発表した。2011年までにエピウエハー部門の売上高比率を4割まで高める考えで、同部門の貢献により同社は10~11年の売上高で年5割の成長が可能としている。20日付工商時報が伝えた。
 
 鄧及人・鼎元総経理によると、同社は今後の主力事業を、▽従来のLED部門▽センサー部品部門▽LEDエピウエハー部門──の3本柱とする考えだ。また傅佩文同社董事長は、青色を中心としたエピウエハー生産拡張のため、有機金属気相成長法(MOCVD)装置を11年までに30台へ増やす計画だと表明した。
 
 2社の合併基準日は来年3月1日で、株式交換比率は鼎元1株に対し、晶発1.357株。また鼎元は合併後の資本金を40億台湾元(約112億円)まで増やす計画で、力晶は持ち株比率20%以上の筆頭株主となる。証券会社は、力晶にとって今回の合併は、LED市場で一定の影響力を残し、かつ資金を使わずに生産力を獲得でき、一挙両得だと分析した。