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第1原発の運転年限、20年延長を計画


ニュース 公益 作成日:2009年10月21日_記事番号:T00018695

第1原発の運転年限、20年延長を計画

 
 発電機2基が2018年と19年に40年の運転年限を迎える台湾電力第1原子力発電所(台北県石門郷)について、台湾電力が電力需要の増大により20年の延長を計画している。既に今年7月に行政院原子能委員会(原子力委員会)に延長申請を行っており、先月に実質審査が始まった。審査結果は2年後にまとまる見通しだ。21日付聯合報が伝えた。

 原能委は2カ月間の書類審査で、必要文書がそろっていることを確認し、9月21日から実質審査に入った。審査は11年9月に完了し、運転年限の延長を認めるか否かの最終判断を示す。

 原子力委担当者は「老朽化による安全性への影響がないかが審査の重点となる。台湾電力は設備の老朽化分析と適切な管理プランを示さなければならない」と説明した。ただ、原子力発電所の運転年限は世界平均が22年で、同一原発の運転を60年も続ける例はなく、安全性に対する懸念は根強い。