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ソニーの液晶TV、鴻海が中国で10年販売か


ニュース 家電 作成日:2009年10月21日_記事番号:T00018702

ソニーの液晶TV、鴻海が中国で10年販売か

 
 21日付電子時報によると、鴻海科技集団(フォックスコン)は2010年、傘下の広宇科技(パン・インターナショナル)が出資する中国3C(コンピューター、通信、家電)販売の賽博数碼広場(サイバーマート)を通じ、同国でソニーの液晶テレビを販売するとの市場観測が出ている。

 鴻海はソニーの液晶テレビ組み立てを受注し、中国広東省深圳市の龍華工場で生産している。また先ごろ、ソニーのメキシコ工場を引き継いでおり、今後同社からの受託量拡大が見込まれることから、中国市場での販売が実現すれば、両社の提携関係はより深まる見通しだ。

 ソニーは近年、液晶テレビの販売状況が思わしくない。09年の出荷予測も年初の1,700万~1,800万台から1,500万台に下方修正したが、実際には1,400万台にも届かないとの市場予測も出ている。

 ソニーは生産の外部委託先を拡大し、より価格競争力を備えた機種を投入する一方、2年後にも世界最大の液晶テレビ市場に成長するとされる中国市場で新たな販路を獲得してシェア拡大を目指す考えとみられる。