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旭硝子、AUO・奇美電からの受注増加【表】


ニュース 電子 作成日:2009年10月21日_記事番号:T00018712

旭硝子、AUO・奇美電からの受注増加【表】

 
 液晶パネル用ガラス基板世界最大手、米コーニングの台中工場で電力トラブルが発生して生産量拡大にブレーキが掛かる中、業界2位の旭硝子が、友達光電(AUO)、奇美電子(CMO)など台湾液晶パネル大手からの受注を拡大している。業界関係者によると旭硝子のシェアは現在約28%だが、今後31%まで上昇する見通しだ。21日付経済日報などが報じた。
 
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 モルガン・スタンレー証券の王安亜・液晶パネル産業アナリストによると、コーニング台中工場(月産約10万枚)は同社生産能力の20~25%を占め、AUOがガラス基板調達の42%、奇美電は30%を同工場に頼っている。今回のコーニングのトラブルは、8月の静岡沖地震による稼働停止よりも深刻で、50%復旧は11月、完全復旧は来年1月になる見込みだ。

 また旭硝子のサプライヤーによると、同社は生産能力の拡大にも積極的に取り組んでおり、台南工場で4本目の生産ライン設置を進めているほか、雲林工場では既に第5溶解炉の設備搬入を行っており、来年第2~3四半期にも量産を開始する見通しとなっているという。