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作成日：2009年10月22日_記事番号：T00018718
中正紀念堂、中国が観光を禁止
中国が中国人観光客に対し、中正紀念堂の観光を禁止していること分かった。中正紀念堂の曽坤地管理処長が21日明らかにした。中国人観光客は、個人で中正紀念堂の周辺を散歩するのみで、敷地内に入って来ないという。「中国政府が依然、蒋介石元総統に敵意を抱いているため」と曽処長は指摘した。22日付自由時報が報じた。
観光業者によると、中国の観光業者はこれについて「上層部の意思」と語り、「国務院台湾事務弁公室が禁止した」と具体的には説明しないという。
中国人観光客の台湾での行動規定は各省で異なっており、広東省は中正紀念堂のほか、蒋介石元総統と蒋経国元総統の遺体が安置されている桃園県の慈湖の参観も禁止している。
一方、孫文を記念した国父紀念館は人気となっており、蒋介石元総統と毛沢東のセットのフィギュアや、蒋元総統のＤＶＤなどが中国人観光客によく売れているという。
