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ELTA、中台テレビ番組のポスプロ拠点を設置へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年10月22日_記事番号:T00018725

ELTA、中台テレビ番組のポスプロ拠点を設置へ

 
 ハイビジョン番組を制作する愛爾達科技(ELTA)は、台湾、中国、香港のテレビ放送がデジタル化されるのを機に、来年初めにも収録後の番組の編集などを担当するポストプロダクション拠点を中国に設ける方針だ。将来的には法人化を目指す。22日付工商時報が伝えた。

 同社の陳怡君執行長(CEO)は「台湾で受注し、中国でポストプロダクション作業を行うことになる」と説明した。アナログ方式の番組をデジタルハイビジョン化する作業も手掛ける。同社は中台での事業拡大に向け、来年にも2段階に分けた増資を行い、海外からの資金調達を進める方針だ。

 ELTAには当初、約50%の株式を握る陳執行長ら経営陣のほか、中華電信と台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)が出資していた。しかし、2年前に政府系企業のメディア事業撤退規定が定められ、中華電信はELTAの株式30%を処分。その後、デルタも株式売却を余儀なくされた。しかし、デルタはデジタル放送のビジネスチャンスを有望視し、鄭崇華董事長が昨年、再び個人名義でELTAに出資し、現在12%の株式を保有している。