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中興電、中国移動への燃料電池の供給有力に


ニュース その他製造 作成日:2009年10月22日_記事番号:T00018730

中興電、中国移動への燃料電池の供給有力に

 
 重電メーカーの中興電工機械は21日、中国の携帯電話キャリア大手、中国移動通信(チャイナ・モバイル)に対し、通信基地局用の燃料電池を納入する方向で協力覚書を締結する見通しになったことを明らかにした。22日付蘋果日報が伝えた。

 中興電は3年前に燃料電池に参入し、これまで2億~3億台湾元(約5億6,000万~8億4,000万円)の投資を行ってきた。通信基地局用燃料電池は、予備電力を供給するもので、米アイダテックの技術協力により生産を行っている。既にノキアによる技術認証も取得した。中国移動との覚書締結が実現すれば、中国の100万カ所に上る通信基地局向けの燃料電池供給に道が開ける。台湾でも近く、中華電信と交渉を進める予定だ。

 中興電の江義副董事長は、「来年はまず欧米からの受託生産を確保したい」と述べた。証券会社の予測によると、2011年に同社の燃料電池の売上高は20億元に達する。