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康師傅の天津新工場、来年4月にフル稼動へ【表】


ニュース 食品 作成日:2009年10月22日_記事番号:T00018732

康師傅の天津新工場、来年4月にフル稼動へ【表】

 
 台湾系の中国食品最大手、頂新集団傘下の康師傅控股が天津に設置する世界最大の即席めん工場は、来年4月にフル稼働となる見通しだ。既に一部のラインで試験生産が行われており、フル稼働となれば年産量は50億食となる。これは日本の1年間の即席めん需要に相当する。22日付経済日報が伝えた。
 
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 同社広報の于国雄協理によると、新工場の工場面積は200畝(約2ヘクタール)で、生産ライン24本を備え、中高価格帯の「康師傅」と低価格帯の「福満多」などを生産する。工場内には即席めんの博物館も設置し、同社の歴史や即席めんの生産技術などを展示する。

 同社即席めんの今年上半期の売上高は10億7,400万米ドル。前年同期比9%以上の成長率で、グループ全体の売上高の42.95%を占める。

 ACニールセンの調査によれば、同社の今年上半期の中国即席めん市場でのシェアは50%に達し、これは中国の消費者1人当たり2袋消費した計算になるという。高価格帯市場での「康師傅」のシェアは70%に上っている。