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ペガトロン蘇州工場で人手不足、Q4受注好調を反映か


ニュース 電子 作成日:2009年10月22日_記事番号:T00018738

ペガトロン蘇州工場で人手不足、Q4受注好調を反映か

 
 22日付電子時報によると、華碩電脳(ASUS)傘下でパソコンやPC周辺機器などを受託製造する和碩聯合科技(ペガトロン)は、中国・江蘇省蘇州工場で人手不足に悩まされており、現在も作業員が500人以上も足りない状況が続いているようだ。これは、第4四半期の受注が同社予想を上回っていることの反映で、PC、およびPC以外ともに今後成長が見込めると同紙は予測している。

 ペガトロン蘇州工場での人手不足は8~9月、一時1,000人規模にまで拡大した。これを受け、現地の人材を確保するため、基本給を1カ月850人民元(約1万1,300円)とし、試用期間を経て正社員になれば手当や残業代などを含め、2,200人民元前後を支給するよう改善した。

 ただペガトロンは従業員への管理が厳しいため離職率が低くなく、さらに同地に進出する他の台湾メーカーも緊急受注に応じて人材確保に乗り出していたため、ペガトロンの人手不足はいまだ解消していないようだ。

 ある台湾メーカーは賃金引き上げによる運営コストの増大について、台湾メーカーが中国に工場を設置するメリットが薄れると指摘した。