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IC設計各社、Q4は10%以上減収を予測


ニュース 電子 作成日:2009年10月22日_記事番号:T00018740

IC設計各社、Q4は10%以上減収を予測

 
 22日付電子時報がIC設計業者の話を基に伝えたところによると、中国における10月初旬の国慶節連休の販売や、欧米市場の新学期需要が予想を上回るなど、末端市場で好材料が相次いでいるが、業界各社は第4四半期、前期比10~15%の減収を見込んでいる。同紙は、半導体業界でオフシーズン入りが早まる兆候が見られるほか、過去2年間、同期業績が急激に落ち込んだ印象が鮮明に残っており、慎重な姿勢を取っていると指摘している。

 最大手の聯発科技(メディアテック)は第4四半期、第3世代(3G)携帯電話やスマートフォン、ブルーレイディスク(BD)プレイヤー向けチップなど新製品の出荷拡大が見込まれ、減収幅は10%以内と楽観視する市場観測も出ているが、同社は10~20%減と予測している。

 メディアテックの第3四半期売上高は343億3,600万台湾元(約970億円)に上っており、第4四半期が前期比10%以内の減収にとどまる場合、毎月100億元以上の過去最高水準の売上高を上げる必要がある。その上、同社は過去2年、同期の売上高予測を外しているため、慎重な見方になっているもようだ。