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米国産骨付き牛肉輸入、6年ぶりに解禁へ


ニュース 農林水産 作成日:2009年10月23日_記事番号:T00018750

米国産骨付き牛肉輸入、6年ぶりに解禁へ

 
 行政院衛生署は23日、牛海綿状脳症(BSE)問題で輸入が禁止されてきた米国産骨付き牛肉などの輸入を6年ぶりに解禁する方針を明らかにした。
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スーパーに米国産骨付き牛肉が並ぶ日も近い。飲食業者も「米国産牛肉は台湾の消費者に人気が高く、解禁されればすぐにメニューに加える」と話す(23日=中央社)

 同署は国際獣疫事務局(OIE)の規範に基づき、輸入再開のリスクを分析し、米国産牛肉の安全性に問題がないと判断した。具体的な解禁品目については改正輸入規定を近く発表する。解禁は段階的に進められる見通しだ。

 米台双方は、米国産輸入牛肉の安全性確保に向け、米農務省の品質体系評価(QSA)プログラムによる品質チェックを徹底する内容の協定に調印した。米国側は同プログラムに基づき、輸出を月齢30カ月未満の牛肉に限定し、さらに農務省が派遣する獣医官による検査証明文書の添付を義務付ける。

 また、米農務省はすべての牛肉生産施設を登録し、台湾側に関連資料を送付するほか、同省獣医官による牛の健康状態チェックも行う。衛生署も食肉製品工場への不定期立ち入り検査を行い、輸入牛肉の処理過程が規定に合致しているかチェックする方針だ。

 衛生署は「解禁される牛肉製品は安全だ」として、消費者に安心を呼び掛けた。