ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

富邦金と国泰金、福建海西特区で主導権争い【表】


ニュース 金融 作成日:2009年10月23日_記事番号:T00018761

富邦金と国泰金、福建海西特区で主導権争い【表】

 
 台湾金融業界で、中国福建省の海峡西岸経済区(海西特区)への進出を目指す動きが加速している。

 23日付工商時報によると、富邦金融控股は損保子会社に中国保険監督管理委員会(保監会)の設立認可が下りると見込んでおり、本社を海西特区に設け、来年第1四半期にも営業開始を見込んでいる。富邦金控は既にアモイ市商業銀行への間接出資で、福建省に拠点を確保しており、既にアモイ市外への営業範囲拡大に向けた認可を取得済みだ。

 一方、国泰金融控股は、生保の国泰人寿保険が2007年に福建省に子会社を設立したのに続き、年内にも損保の国泰産物保険が江蘇省に子会社を設立。その上で、海西特区への進出を図る構えだ。

 このため、海西特区では遅くとも1年以内に両社が損保事業を開始する見通しで、同一地域で台湾系損保が競争する局面を迎えそうだ。
T000187611