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政府系大手行の貸出金利、11カ月ぶりに上昇


ニュース 金融 作成日:2009年10月26日_記事番号:T00018786

政府系大手行の貸出金利、11カ月ぶりに上昇

 
 中央銀行の統計によると、政府系大手銀行5行の貸出金利は9月に11カ月ぶりに上昇へと転じたことが分かった。24日付工商時報が伝えた。

 台湾銀行、合作金庫銀行、台湾土地銀行、華南銀行、第一銀行の大手5行による9月の平均貸出金利は年1.577%で、8月に比べ0.275%上昇した。中銀経済研究処の陳一端副処長は、「企業の資金需要が回復している証拠だ」と分析した。

 金利動向を占う指標となる企業の設備投資向け融資金利は、9月に前月より0.76%も高い2.092%まで急上昇。設備投資向け新規融資は過去1年半で最高となる451億台湾元(約1,280億円)となり、前月比で148億元増加した。運転資金融資の金利も0.29%上昇し、1.493%となった。

 新規住宅ローンは優遇金利制度の期限切れを受け、前月比で154億元減少。金利は前月比0.63%上昇し、1.763%となった。

 ただ、貸出金利の上昇が持続するかどうかについて、中銀は「数カ月見守る必要がある」として判断を保留した。