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亜太会館、中華工程に売却決定


ニュース 建設 作成日:2009年10月26日_記事番号:T00018788

亜太会館、中華工程に売却決定

 
 威京集団は23日、2回にわたり売却入札が不調に終わった台北市信義区の宿泊・会議施設、亜太会館(アゴラガーデン・タイペイ)の再入札にグループ企業の中華工程が唯一入札し、落札者に決まったと発表した。入札価格は150億台湾元(約424億円)以上で、中華工程は初めて高級不動産物件の建設に参入する。24日付経済日報が伝えた。

 過去2回の入札は、保険会社や海外ファンドが応札したものの、いずれも不調に終わり、最終的にグループ企業への売却という形で決着した。威京集団の沈慶京主席は同日、「応札者は中華工程だけだった。関係者間の取引に当たるので、違法な点がないように責任を果たしたい」との声明を発表した。

 中華工程の広報担当者は、入札で150億元以上の価格を提示したことは認めたが、「まだ臨時株主総会での決議を経ておらず、具体的な金額は調整中で、取引が正式に成立した段階ではない」と説明した。

 中華工程はこれまで公共事業中心に受注してきたが、利ざやの縮小で今年から住宅開発に積極参入しており、亜太会館跡地には高級住宅物件の建設を見込んでいる。