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電子ブック端末の価格競争、PVI・鴻海に恩恵


ニュース 家電 作成日:2009年10月26日_記事番号:T00018792

電子ブック端末の価格競争、PVI・鴻海に恩恵

 
 米書店大手バーンズ・アンド・ノーブルは20日、最新の電子ブック端末「Nook(ヌーク)」を11月に259米ドルで発売すると発表した。これを受け、アマゾン・ドット・コムも同社の電子書籍端末「Kindle(キンドル)」の海外対応版を279米ドルから259米ドルに引き下げることを決定。価格低下によってマーケットが広がれば、電子ペーパー最大手の元太科技工業(PVI)や、バーンズとアマゾンの電子ブック端末組み立てを請負う鴻海精密工業が恩恵を受けそうだ。24日付工商時報が報じた。

 PVIは電子ブック端末の世界3大手であるアマゾン、ソニー、バーンズを顧客にしており、世界シェアは90%を超えている。鴻海は、現段階では技術的要因で電子ブックの発注先変更が容易でないため、来年も引き続き受託製造最大手の座を確保するとみられる。

 電子時報リサーチ部門のアナリスト、郭明キ(キは金へんに其)氏は、バーンズの今年の電子ブック端末の販売台数は15万台、アマゾンは210万台に上ると予測している。また、今年の世界市場規模は352万台、来年は835万台と2倍以上の成長を達成するとみている。