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中国の家電下郷、BenQのテレビ販売わずか1台【表】


ニュース 家電 作成日:2009年10月26日_記事番号:T00018793

中国の家電下郷、BenQのテレビ販売わずか1台【表】

 
 中国政府が農村部の家電普及を目指し、一定条件を満たした家電製品に補助金を支給する「家電下郷」政策は、台湾メーカーにも大きな恩恵をもたらすとみられたが、実際には明基電通(BenQ)の1~9月の売り上げがわずかテレビ1台という例もあり、台湾ブランドメーカーの販売状況は当初の期待と大きくかけ離れていることが分かった。26日付自由時報が伝えた。
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 中国商務省によると、1~9月の家電下郷政策による各種家電製品の販売台数は2,082万台、売上高は388億人民元(約5,200億円)だったが、中国メーカーの売り上げがほとんどを占め、台湾ブランドメーカーの売り上げはごくわずかにとどまった。

 台湾ブランドメーカーは桜花(サクラ)ブランドの給湯器が2,771台を売り上げたのが最高で、宏碁(エイサー)のパソコンは1,119台、華碩電脳(ASUS)のパソコンは1,333台にとどまり、BenQのテレビに至ってはわずか1台が売れただけだった。4社の売上高を合計してもわずか5,400万台湾元(約1億5,300万円)と期待外れの結果に終わった。