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ECFA第4回非公式協議、11月3日に北京で【表】


ニュース その他分野 作成日:2009年10月27日_記事番号:T00018810

ECFA第4回非公式協議、11月3日に北京で【表】

 
 台湾と中国は「両岸経済協力枠組み協議(ECFA)」の締結に向けた第4回非公式協議を11月3、4の両日、北京で開く。協議ではアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ措置)の対象リストが主要議題となる見通しだ。27日付経済日報が伝えた。
 
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 経済部の黄志鵬・国際貿易局長が率いる台湾側交渉団は、中国商務省の唐煒・台湾香港マカオ司長との間で非公式協議に臨む。黄局長は「アーリーハーベストなどの議題で歩み寄りを見るには、少なくともあと1回の非公式協議が必要になるのではないか」と指摘し、中台窓口機関による第4回トップ会談(江陳会談)までに準備作業を終えたい考えを示した。

 台湾側はアーリーハーベスト措置で、▽石油化学▽工作機械▽紡織▽自動車▽液晶パネル──などの関税引き下げを前倒しするとともに、▽金融▽物流▽民間航空▽パソコン関連▽研究開発(R&D)──などのサービス業での市場開放拡大を図りたい構えだ。鉄鋼は対象から除外された。

 これに関連し、李述徳財政部長は26日、立法院での答弁で、農産物約800品目はECFAによる市場開放の範囲には含まれず、市場開放による影響が懸念させたり、競争力が弱い製品に関しては、最短5年、最長20年で段階的に関税引き下げを図る考えを示した。