ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

「DRAM再編のチャンスまだある」=宣明智TIMC董事長


ニュース 電子 作成日:2009年10月27日_記事番号:T00018828

「DRAM再編のチャンスまだある」=宣明智TIMC董事長

 
 台湾DRAM産業の再生を目的とし、政府主導で設立された台湾創新記憶体(TIMC)の宣明智董事長は26日、「DRAM産業再編の時機が既に過ぎ去ったとは思わない」と発言し、計画を従来通り進める考えを示した。27日付経済日報などが報じた。

 宣董事長の発言は、このところDRAM価格上昇が続き、「景気は既に回復した」との見方が強まる中、南亜科技と華亜科技(イノテラ・メモリーズ)を抱える台塑集団(台湾プラスチックグループ)陣営などから「DRAM産業再編は時機を失した」との指摘が出ていることに答えたもの。

 宣董事長は「現在のDRAM価格上昇は合理的なもの」としながらも、「長期的に見れば景気は必ず落ち込みむ時期がやって来るもので、自前の技術を欠いている台湾のDRAM産業にとって楽観はできない」と語り、「この機会に将来の競争に生き残るための条件を備えたい」と強調した。

 ただ、「環境が本当にTIMCを必要としないのであれば固執しない」とも語った。