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作成日：2009年10月27日_記事番号：T00018829
ＴＳＭＣの12インチ工場拡張、60億ドル投入か
27日付電子時報が半導体業界関係者の話として伝えたところによると、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）は、新竹科学工業園区（竹科）、南部科学工業園区（南科）の12インチウエハー工場を大幅に拡張する計画で、投資額は60億米ドルに上る見通しだ。
半導体業者によると、ＴＳＭＣの竹科Ｆａｂ12工場第５期拡張計画は整地が終わった段階で、来年から着工、同年10月に設備搬入となる見通しだ。南科12インチＦａｂ14工場第４期拡張計画は、来年末に設備搬入が予定されている。この２基はそれぞれ月産能力３万5,000万枚で、製造プロセス45／40ナノメートル以降の研究開発（Ｒ＆Ｄ）と生産に利用される。
ＴＳＭＣの投資拡大は、中国・中芯国際集成電路製造（ＳＭＩＣ）が45ナノプロセスによる量産を近く開始すると発表し、聯華電子（ＵＭＣ）がシンガポール工場の45／40ナノプロセス生産能力を拡張する中、先端プロセスの技術および生産能力でのリードを維持したい考えに基づくとみられる。
