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新型インフル感染、小中学生が大幅増


ニュース 社会 作成日:2009年10月28日_記事番号:T00018840

新型インフル感染、小中学生が大幅増

 
 行政院衛生署は27日、現在、小中学生への新型インフルエンザ(H1N1)感染が毎週20%のペースで増加しているとして、父兄に対し、子供に熱などの症状が出た場合は極力登校や団体活動への参加を控えさせるよう呼び掛けた。また、学校側には感染拡大のリスクを抑えるため、3日以内に2人以上の感染者が出た場合は5日間学級閉鎖とする、「325」体制を徹底するよう指示した。28日付蘋果日報が報じた。

 衛生署の張上淳副署長によると、26日夜の時点で台湾全土の学級閉鎖件数は370校609学級に上っており、件数は4週連続で増加している。また診察を受ける児童・生徒は北部で特に多く、次いで中部でも増えているとした。台湾大学医院小児感染科の黄立民主任も、「最近の新型インフル感染による入院患者は、小学生および学齢前の児童が中心となっている」と説明した。

 衛生署は同日、台湾で2例目となる、治療薬「タミフル」に耐性を持つウイルスが確認されたと発表した。秋から冬にかけてインフルエンザ流行期に入れば投薬量が増え、ウイルスが突然変異する確率も高くなるとしているが、台湾には別の治療薬「リレンザ」を96万人分を備蓄しているとして安心を呼び掛けた。