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原子力安全分野の協力覚書、中台間で締結へ


ニュース 公益 作成日:2009年10月28日_記事番号:T00018845

原子力安全分野の協力覚書、中台間で締結へ

 
 安全保障当局者によると、中台は原子力の安全管理で協力関係を強化するため、来年上半期にも原子力エネルギー技術交流覚書を締結する見通しだという。28日付自由時報が伝えた。

 行政院原子力委員会の謝得志副主任委員は今年8月に訪中し、中国の国家核安全局や原子力発電企業などを訪問。その後、原子力を大規模に利用している中国と隣接している現状を踏まえ、安全面で中国の原子力発電に対する認識を深め、中国で原発事故が発生した際の台湾への影響を回避または軽減する取り組みが必要だとする報告書をまとめた。

 台湾側が高レベル放射性核廃棄物を中国の最終処分場に送る可能性も視野に入れているとの観測もあるが、謝副主任委員は「核廃棄物の処理方式に関しては全く話し合わなかった」と全面否定した。

 原子力の安全管理や核廃棄物処理問題は安全保障上デリケートな問題で、米国側も推移に強い関心を示しているという。