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国泰投信、中国系ファンドと戦略提携


ニュース 金融 作成日:2009年10月28日_記事番号:T00018847

国泰投信、中国系ファンドと戦略提携

 
 国泰金融控股系列の国泰投信は27日、中国の投資ファンド、華夏基金の香港法人と戦略提携を結んだと発表した。提携は期間2年の排他的協力契約の形を取り、中台が金融監督に関する覚書(MOU)に調印後、中華圏での協力を強化していく。28日付経済日報が伝えた。

 提携に基づき、国泰投信は近く、中国、香港、台湾を組み合わせた投資ファンドを発売する。

 国泰投信の張錫総経理は、「中国の株式投資は思考が台湾とは異なるため、中国の業者と協力せずに台湾の手法で中国株の取引を行えば、大きな過ちを招く」と提携の意義を説明した。

 華夏基金香港法人の程海泳行政総裁は「中国は金融危機から真っ先に脱し、経済成長で世界をリードしている。中国株式市場はブラジルやロシアのような数倍の上げ幅はないが、バブルは生じておらず、長期的には上昇する」と強調した。

 華夏基金の総資産は今年6月現在で2,243億人民元(約3兆円)、投信市場でのシェアは9.67%

 中台金融MOUの締結を控え、台湾の投信業者は相次いで中国側との提携に動いており、宝来投信が既に提携先を確保したほか、第一金融投信も中国南方基金と交渉を進めている。