ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

太陽電池のモーテック、Q3は依然赤字


ニュース その他製造 作成日:2009年10月28日_記事番号:T00018851

太陽電池のモーテック、Q3は依然赤字

 
 太陽電池関連業界で第3四半期の業績が黒字に転換する企業が相次ぐ中、太陽電池最大手の茂迪科技(モーテック・インダストリーズ)は同期1億7,600万台湾元(約5億円)の純損失を計上し、2期連続の赤字となった。同社は過去、他社よりも良好な業績を上げてきただけに業界で驚きの声が上がっている。28日付電子時報が報じた。

 同社第3四半期の売上高は36億8,900万元、第1~3四半期の累計売上高は105億1,700万元、純損失は3億3,400万元に拡大した。

 モーテックの左元淮董事長によると、第3四半期は太陽電池価格、需要ともに悪くなかったが、同社材料調達の長期契約先であるノルウェーのリニューアブル・エナジー・コーポレーション(REC)が値下げに応じなかったことや在庫要因によって利益が浸食されたという。

 モーテックは現在、契約価格引き下げについてREC社と交渉中で、第4四半期の平均コストは抑制できる見通しとなっているという。ただ、第4四半期の黒字化について左董事長は「まだ分からない」と答えた。