ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

リチウム電池の台塑長園、奇瑞と電気自動車開発か


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2009年10月28日_記事番号:T00018855

リチウム電池の台塑長園、奇瑞と電気自動車開発か

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のリチウム鉄電池材料メーカー、台塑長園能源科技(フォルモサ・エナジー&マテリアル・テクノロジー)はこのほど、中国の自動車大手、奇瑞汽車(チェリー)と接触し、電気自動車の共同開発を打診したもようだ。28日付経済日報が伝えた。

 これについて、最近自ら訪中した台塑長園の王瑞瑜総経理は27日、「奇瑞側に台塑長園のリチウム鉄電池素材の優れた点を理解してもらうのが目的だった」として、協力方向などに関する具体的言及は避けた。

 奇瑞汽車は最近、電気自動車の開発に積極的で、同社のサプライチェーンに参入できれば、台塑長園には大きな追い風となる。

 台塑長園は台塑生医科技(フォルモサ・バイオメディカル・テクノロジー)と電池メーカーの長園科技実業(チャンズ・アセンディング)が合弁により設立したリチウム鉄電池材料メーカーで、工場が10月末にも完成し、年末にも試験的な量産態勢に入る。生産量は当初年1,440トン、来年には5,200トンに拡大する。

 同社が生産する正極材料はリチウム鉄電池の重要材料で、既に中国では比亜迪汽車(BYDオート)に採用されている。