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パワーテック、非メモリーの封止事業に注力


ニュース 電子 作成日:2009年10月28日_記事番号:T00018860

パワーテック、非メモリーの封止事業に注力

 
 メモリー半導体のパッケージング・テスティング(封止・検査)大手、力成科技(パワーテック・テクノロジー)は27日の業績説明会で、来年以降、非メモリー分野のパッケージング業務に注力していく方針を明らかにした。27日付経済日報が伝えた。

 同社は今年買収した米スパンション蘇州工場で、ロジックICやメモリーなどの複数の既存チップを単一のパッケージに収めるためのSIP技術の研究開発(R&D)を進めており、日本、米国、台湾の携帯電話端末向けロジックICのパッケージングを受注したい構えだ。

 同社は今年の設備投資額を当初見通しの40億台湾元から70億元(約200億円)に増額した。蔡篤恭董事長は「手持ち現金が潤沢で資金調達の必要がないことを前提として、来年の設備投資額は100億元に達する。来年の売上高は今年より10%伸びる」と予測した。

 同社の第3四半期の売上高は前期比14%増の81億300万元で、自社予測の11%増を上回った。ラインの稼働率は95%まで回復し、粗利益率は前期より3.9ポイント高い25.5%に達した。

 パッケージング・テスティング業界では、矽品精密工業(SPIL)、日月光半導体(ASE)も近く業績説明会を開き、設備投資の拡大を表明するとみられている。