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ウィンボンド、今年の設備投資を7割引き上げ


ニュース 電子 作成日:2009年10月28日_記事番号:T00018862

ウィンボンド、今年の設備投資を7割引き上げ

 
 標準型DRAMからの撤退を決めている華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)は27日、ニッチ型メモリー市場での来年の展開強化に備え、今年度の設備投資額を予定していた31億台湾元から52億元(約147億円)へ約70%増額すると発表した。主に65ナノメートル製造プロセスにおける生産比重の拡大に投じる方針だ。同プロセスによる生産能力はウエハー投入枚数で現在8,000枚だが、来年第2四半期には1万6,000枚まで引き上げる予定だ。28日付電子時報が報じた。

 業界関係者によると、現在標準型DRAMおよびNAND型フラッシュメモリ価格は上昇し続けており、これら製品に注力するサムスン電子とハイニックス半導体は、ニッチ型製品市場へ手が回らない状態だという。ウィンボンドはこれを好機ととらえ、来年の同市場での展開に備えて生産能力の強化に全力で当たる。

 ウィンボンドの今年第3四半期の業績は、売上高が前期比36%増の56億9,400万元、純損失が9億8,300万元。第1~3四半期累計では売上高130億2,500万元、純損失89億5,500万元となった。