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住宅価格高騰、中銀総裁が懸念表明


ニュース 建設 作成日:2009年10月29日_記事番号:T00018876

住宅価格高騰、中銀総裁が懸念表明

 
 中央銀行の彭淮南総裁は28日、住宅ローンの取り扱いが多い台湾銀行、台湾土地銀行、合作金庫銀行の董事長と会合を持ち、住宅価格の高騰に懸念を表明した。29日付聯合報が伝えた。

 彭総裁は銀行に不動産投機を目的とする顧客への融資提供を行わないことや、低金利による住宅ローン顧客獲得競争に走らないことなどを求め、融資に当たっては担保価値だけでなく、融資先に対する審査を厳格化すべきだとの立場を伝えた。

 彭総裁は「特に高級物件に対する融資には注意が必要だ。担保価値だけでなく、顧客の条件、所得、キャッシュフローなどもを評価すべきだ」と慎重な審査を求めたほか、「銀行が金利引き下げ競争に走れば、不動産投機を助長し、ますますマイホームが購入しにくくなる」との懸念を伝えた。