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鴻海の携帯R&D部門、富士康に統合へ


ニュース 電子 作成日:2009年10月29日_記事番号:T00018885

鴻海の携帯R&D部門、富士康に統合へ

 
 29日付電子時報によると、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の中国携帯電話ODM(相手先ブランドで設計から製造までを担当)メーカー、富士康国際(FIH)は、これまで鴻海グループ内で8つに分散していた研究開発(R&D)チームの統合を行う。今後、クアルコムおよびST-エリクソンの3Gプラットフォームや、OS(基本ソフト)に「Windows Mobile(ウインドウズモバイル)」やグーグルの「アンドロイド」を搭載した機種に注力し、低価格機種の大量生産から脱却したい考えとみられる。

 富士康は統合後のR&Dチームのかじ取りを、携帯電話R&Dの管理経験が豊富な池育陽執行董事に託し、スマートフォン市場での、華宝通訊(コンパル・コミュニケーションズ)、華冠通訊(アリマ・コミュニケーションズ)、英華達(インベンテック・アプライアンシズ)など他のODMメーカーとの競争から一歩抜け出すことを目指す構えだ。

 池執行董事は、富士康が2005年に買収した奇美通訊(CMCS)の元総経理で、通信分野での経験は30年近い。