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台湾名義の国連加盟、陳総統が安保理に文書


ニュース 政治 作成日:2007年8月3日_記事番号:T00001889

台湾名義の国連加盟、陳総統が安保理に文書

 
 陳水扁総統が、台湾の国連加盟申請が却下されたことを不服として、潘基文事務総長と安全保障理事会で持ち回りの委員長を務める中国の王光亜国連大使に対し文書を送っていたことが、2日までに明らかになった。

 陳総統が潘事務総長に文書を送ったのは、国連加盟申請時に続き2回目。王大使は文書を返送したという。

 岡部万里江次席報道官は定例記者会見で、台湾の国連加盟申請を国連総会第2758号決議と「一つの中国」政策に基づき処理するとの国連の立場を改めて強調したが、国連側は陳総統に何らかの回答を行ったかについては明らかにしなかった。

 陳総統が潘事務総長に再び文書を送ったことについて、野党国民党政策委員会の張栄恭執行長は2日、「陳総統は台湾名義の国連加盟を自身の傑作だと自慢しているが、実際は台湾に恥辱を与え、人民の尊厳を無視したものだ。潘事務総長が文書で『台湾は中華人民共和国の一部分』と表明したことは、台湾にとって空前の打撃で、軽はずみな行動に出た結果だ」と非難した。