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UMC、日本法人を完全子会社化


ニュース 電子 作成日:2009年10月29日_記事番号:T00018891

UMC、日本法人を完全子会社化

 
 聯華電子(UMC)の孫世偉執行長(CEO)は28日、日本法人のUMCジャパン(UMCJ、千葉県館山市)を完全子会社化することを発表した。UMCJへの現在の出資比率50.09%を100%に高める。1株当たりの買付価格は1万2,500円で、総額は最大で約69億円。29日付電子時報が伝えた。

 半導体業界関係者は、UMCJを完全子会社化するUMCの目的について、ファウンドリー業界世界2位の座の確保に向けた生産規模およびシェアの拡大と分析。UMCは中国・和艦科技の合併とUMCJの完全子会社化を通じて、単月ベースの生産能力が8インチウエハー換算で現在の38万枚から15%アップするとみられる。

 ファウンドリー業界では、シンガポールのチャータード・セミコンダクターとグローバル・ファウンドリーズ(GF)が経営統合を行うことでUMCが脅威を受けるという観測が出ていた。

 UMCJは今年第3四半期までの純損失が130億2,600万円、通年では138億1,700万円に膨らむとみられるなど経営不振に陥っていた。