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モーテルが不倫に加担?あの手この手の興信所対策サービス


ニュース 社会 作成日:2009年10月30日_記事番号:T00018894

モーテルが不倫に加担?あの手この手の興信所対策サービス

 
 台北県永和市のモーテルが、利用客の便宜を図るため「気の利いた」サービスを始めた。全地球測位システム(GPS)電波妨害器を載せた車をモーテルそばに停車させることで、利用客の車のGPS信号を弱め、モーテルにいることを隠してくれるという。GPS電波妨害器の有効範囲は、半径200メートル内。不倫カップルの浮気現場を押さえようとする興信所も、これでは手が出せないという訳だ。

 一方、台湾では通信機材が厳格に管理されており、使用者は国家通訊伝播委員会(NCC)への申請が必要だ。通信機材は電磁波の安全性と使用目的の正当性などが審査され、合格して初めて使用が認められる。そのため、もしGPS電波妨害器の違法使用が見つかれば、機器は没収され、10万台湾元以上(約28万円)の罰金刑に処されるとNCCは警告している。

 さて、モーテルの興信所対策は他にもある。例えば、利用客の車のナンバープレートを紙で覆ってプライバシーを保護するのは序の口で、室内には銀行や駅、デパート、路上などさまざまな場所を偽装した「効果音」が用意されている。利用客は、モーテルの室内にいるときに配偶者から電話がかかってきても、堂々と言い逃れができるという訳だ。

 また、部屋を訪れた人を確認できるモニターが室内に設置されており、もし、やって来たのが興信所や配偶者など招かざる訪問客だった場合、利用客は部屋に備え付けられた別のドアから逃げることができる。不倫カップルにとっては、まさに至れり尽くせりだ。