ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

08年の昇給見送り、企業の9割=主計処統計


ニュース その他分野 作成日:2009年10月30日_記事番号:T00018898

08年の昇給見送り、企業の9割=主計処統計

 
 行政院主計処が29日発表した2008年雇用動向調査によると、昨年全社的な昇給を実施した企業は全体の1割にすぎなかった。前年の22.8%を大きく下回り、調査開始以来で最低水準となった。調査対象は9,578社。30日付聯合報が報じた。

 一方、減給を行った企業は4.1%と過去6年で最悪、昇給も減給も実施しなかった企業は86%だった。主計処は、金融危機の影響を受けた昨年第4四半期以降、今年第3四半期まで明確な景気回復は見られなかったと指摘し、今年の統計でも現状維持が多数を占め、給与カットを行った企業はさらに増える可能性もあると予測した。

 業種別で見ると、08年に昇給を実施したのは、金融・保険業が18.3%と最も高かった。次いで、公営事業色の強い電力・ガス業が17.5%と高かった。ただ両業種とも、大部分の従業員に対する昇給幅を3%以下に抑えていた。

 一方、給与カットが多かったのは、芸術・娯楽サービス業の7.1%、製造業の7.0%、運輸・倉庫業の7.0%だった。