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中台金融覚書の早期締結、大陸委が金管会に呼び掛け


ニュース 金融 作成日:2009年10月30日_記事番号:T00018903

中台金融覚書の早期締結、大陸委が金管会に呼び掛け

 
 中台間での金融監督に関する覚書(MOU)の締結が遅れている問題で、行政院大陸委員会の劉徳勲副主任委員は29日、行政院金融監督管理委員会(金管会)に対し、「できるだけ早く署名すべきだ。いったいどんな困難があるのか」と述べ、早期署名を促した。30日付工商時報が伝えた。

 中台金融覚書は当初、早ければ6月にも締結されるとの見方が示されていたが、細部の調整に手間取り、金管会の陳冲主任委員は28日、「交渉は最終段階に差し掛かっており、来年まで先延ばしにはしない。問題さえなければ、年内に署名可能だ」と述べていた。

 これに対し、劉副主任委員は「金融覚書の内容は単純なものだ。こんな時期まで署名できないとは思ってもみなかった」と述べ、交渉の遅れに不満を表明した。背景には、金管会が交渉は最終段階だと繰り返し説明しながら、署名時期に具体的な見通しが立っていない事情がある。