ニュース 商業・サービス 作成日:2009年10月30日_記事番号:T00018907
量販店大手カルフールが広告で用いているキャッチフレーズ「天天都便宜(毎日安い)」が事実と反するとして、公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)が罰金444万台湾元(約1,240万円)の処分を下し、同社が不服を申し立てた訴訟で、最高行政裁は29日、広告の不当性を認め、原告敗訴の判決を言い渡した。30日付自由時報が伝えた。
カルフールの広告をめぐっては、店頭価格が他店舗よりも高いにもかかわらず、「毎日安い」との広告を行うのは不当だとの指摘が消費者からあり、他店舗より価格が高ければ直ちに値下げするとの広告内容が虚偽があったとして、公正交易委が異例の高額罰金を科していた。
公平交易委への申告によると、カルフール彰化店を利用した消費者が、同一商品で他店舗より価格が高いことを指摘すると、店側は差額の払い戻しには応じたが、店頭価格を改めたのは5日後だったという。カルフールは広告で「価格差があれば、コスト度外視で直ちに値下げする」などとうたっていた。
カルフール側は「判決を尊重する。判決書を受け取った上で再審請求を行うか決めたい」とコメントした。
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