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八百長の兄弟、存続求める声相次ぐ


ニュース 社会 作成日:2009年11月2日_記事番号:T00018929

八百長の兄弟、存続求める声相次ぐ

 
 主力選手の八百長問題に揺れるプロ野球の兄弟エレファンツは、洪瑞河代表が30日、球団を解散しないよう求めた戴遐齢・行政院体育委員会(体委会)主任委員に対し、今週中に存続か解散かを決める考えを表明した。31日付聯合報などが報じた。
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1日はファン500人が台北市で、兄弟の存続とプロ野球界の浄化を求めてデモを行った(1日=中央社)

 プロ野球の中華職業棒球聯盟(CPBL)は現在4チームで構成されており、兄弟が解散した場合、リーグそのものが存続できなくなる恐れが指摘されている。戴主委は「最悪の場合、チームを引き継いでくれる企業を探すことを考えているが、そこまでの事態に至らないことを望む」と語った。

 兄弟は全選手の半数以上が八百長にかかわった疑いがあるという情報が30日検察当局から示されたが、CPBLの趙守博会長も「3チームでどうやって続けろというのか。八百長に関係した選手を入れ替えて再出発すればよい」と語り、兄弟の河代表にチームを解散しないよう呼び掛けを行った。

 一方、兄弟は30日、八百長にかかわったことを認めた王勁力、呉保賢、李濠任の3投手と朱鴻森内野手の計4選手を解雇した。

 なお、31日付蘋果日報によると、既に契約の打ち切りが決まった元大リーガーの曹錦輝投手は、自身が八百長に手を染めていただけでなく、賭博グループとの仲介役も果たしていた疑いが持ち上がっており、検察は近く再度の事情聴取を行う方針だ。