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中科第4期基地、環境影響評価を通過


ニュース その他分野 作成日:2009年11月2日_記事番号:T00018932

中科第4期基地、環境影響評価を通過

 
 行政院環境保護署は30日、環境評価大会を開き、審議が難航していた中部科学工業園区(中科)第4期基地(彰化県二林鎮)の環境影響評価の審査通過を決めた。これにより、友達光電(AUO)の第11世代液晶パネル工場などの設置が予定される、中科4期の着工にゴーサインが出たことになる。31日付工商時報が伝えた。
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30日、彰化県の農漁業従事者100人近くが環境保護署に集まり抗議を行った(30日=中央社)

 争点となった工場排水の排出先をめぐっては、沿岸部の環境に対する影響を懸念する声が根強かったが、最終的に濁水渓への排水が認められた。

 これまで政府は、地元の声に配慮して沖合いに排水管を延長する案も示していたが、環境評価大会は「政治的公約に関しては、当委員が保証することはできない」とした上で、沖合いへの排水を行う場合には、改めて環境影響評価を実施すべきとの付帯決議を行った。

 一方、呉敦義行政院長は同日、中科4期、国光石化科技(KPTC)が計画中の石化プラント(彰化県大城郷)、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷)第5期拡張計画の3大民間投資事業について、「環境問題などボトルネックに直面しているが、投資上の障壁を取り払うように努力していく」と述べた。