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ECFA非公式協議、急きょ延期決定


ニュース その他分野 作成日:2009年11月2日_記事番号:T00018934

ECFA非公式協議、急きょ延期決定

 
 中台間の両岸経済協力枠組み協議(ECFA)をめぐる第4回非公式協議は、当初2日にも北京で始まる予定だったが、交渉内容に関する準備が必要だとする中国側の申し入れで急きょ延期された。2日付工商時報が伝えた。
 
 協議には台湾側から黄志鵬・経済部国際貿易局長、中国側から唐煒・商務省台湾・香港・マカオ司長が出席予定だった。協議延期は1日に急きょ申し入れがあった。黄局長は「中国側は延期によって交渉が遅れることはないと強調している。われわれは客人の立場なので、対岸(中国)の決定を尊重する」と説明した。

 一方、施顔祥経済部長は1日夜、「双方の交渉が妨げられないように、今後は交渉スケジュールを公表しない」と語った。中国側の唐司長は同日、「事情はあす(2日)出勤してから話す」としてコメントを避けた。

 今回の非公式協議は、アーリーハーベスト(一部品目の早期関税引き下げ)の対象品目リストなどが主要議題で、台湾側は万全の準備を整えていた。

 黄局長は6日から16日までシンガポールで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)関連の会議に出席することになっており、非公式協議は16日以降に遅れる可能性も出てきた。