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中台金融MOU、11月下旬の台北調印を提案


ニュース 金融 作成日:2009年11月2日_記事番号:T00018937

中台金融MOU、11月下旬の台北調印を提案

 
 1日付中国時報は、中台間で締結が間近となっている金融監督に関する覚書(MOU)について、台湾側は11月下旬に台北で調印を行うことで中国側に打診し、胡錦濤・中国国家主席の承認を待っている状態だと報じた。

 台湾側は当初、郵送で調印書を交換してのMOU締結を提案したが、中国側は調印式を挙行すべきとの立場を崩さなかった。また、台湾が台北、シンガポール、北京を優先順位として行った調印地点の提案にも、中国は「国際化」を避けるためシンガポールを除外し、北京を最優先に挙げていた。

 しかし台湾政府は、牛肉の輸入緩和問題で米国に譲歩したとの批判が高まっている現在、北京での署名となった場合、年末の県市長選に悪影響が避けられないとみて、台北での調印実現に全力を挙げている。中国時報は、中国が北京での調印にこだわれば、金融MOU締結は県市長選後にずれ込む可能性もあるとしている。