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永豊餘、アート紙5%値上げ


ニュース その他製造 作成日:2009年11月2日_記事番号:T00018942

永豊餘、アート紙5%値上げ

 
 製紙最大手の永豊餘造紙の彭振洋・紙および板紙事業群総経理は、パルプ価格の上昇に対応して、11月からアート紙を1トン当たり1,800台湾元(約5,000円)以上値上げすると表明した。値上げ幅は5%。これによりアート紙は1トン3万6,000元となる。2日付経済日報が伝えた。

 アート紙の値上げは4月以降で4度目となる。過去3回の値上げを通じた値上げ幅は10~12%、この間の国際パルプ価格の上昇率約70%を大きく下回っていた。パルプ価格の上昇の原因として彭総経理は、原油価格の高騰や、中国の製紙メーカー3社の来年の工場新設に伴うパルプ買い占めを挙げた。

 なお、同社は今後、アジア市場で月間1万トンの需要があるグラシン紙など、利益が見込める特殊用紙の生産を強化する計画。生産能力拡充によって、グラシン紙の販売量は月間2,000トンに達するとみている。