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ヤゲオの受動部品流通事業、中国市場でトップ目指す


ニュース 電子 作成日:2009年11月2日_記事番号:T00018944

ヤゲオの受動部品流通事業、中国市場でトップ目指す

 
 受動部品大手、国巨(ヤゲオ)の陳泰銘董事長は、大中華圏での事業展開に向け、単なる部品供給メーカーから、包括的なソリューションサービスを提供する企業へと転換し、日韓企業を迎え撃つと表明した。特に中国市場では流通事業に力を入れ、受動部品流通で同市場首位を目指す。2日付経済日報が伝えた。

 同社は1996年に中国に進出、現在コンデンサーの市場シェア48%以上を誇り、同社業績の6割以上を中国事業が占めている。現在、華南と華東では一定の業績を上げているとし、来年は華北と西南部を重点として市場開拓を進める。中国の流通事業は現地子会社の国益興業科技が担当し、年間売上高は40億~50億台湾元(約110億~138億円)、ヤゲオの業績に対し25%の貢献をもたらしている。

 なお、来年の市場見通しについて陳董事長は、ウインドウズセブン(Windows7)やUSBの次世代規格3.0などがパソコンの買い替え需要をもたらす一方、電子ブック関連や発光ダイオード(LED)をバックライトに採用した液晶テレビなど新製品が急速に成長するとし、主要ブランドのサプライチェーンに食い込みたいという考えを示した。