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デルタ、傘下の乾坤科技を吸収合併


ニュース 電子 作成日:2009年11月2日_記事番号:T00018946

デルタ、傘下の乾坤科技を吸収合併

 
 電源アダプター最大手の台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)は30日、持ち株比率35.6%の傘下受動部品メーカー、乾坤科技(シンテック)を株式交換を通じて吸収合併すると発表した。交換比率はデルタの1株に対し乾坤科技1.07株。来年3月末日を合併基準日とする。31日付工商時報が伝えた。

 デルタの海英俊執行長(CEO)によると、同社は3年前より、部品メーカーから企業向けのソリューション提案などサービス業を中心とした事業への転換を図っているが、乾坤科技の合併は製造業部門の経営効率を高め、顧客に幅広い製品ラインナップを提供することが狙いだ。

 デルタは第3四半期の粗利益率が22.5%と過去数年で最高水準に達し、純利益も前期比1億800万台湾元増の35億8,300万元(約100億円)、1~9月累計では87億6,600万元と好況だった前年より3.12%増加した。

 第4四半期はクリスマスシーズンに向けた在庫補充需要がピークを過ぎ、連結売上高は前期比で1割減程度となる見込みだが、来年は製品構成の調整とコスト管理を通じ、粗利益率20%以上を維持する方針としている。