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鴻海のQ3純利益、前期比25%増【図】


ニュース 電子 作成日:2009年11月2日_記事番号:T00018947

鴻海のQ3純利益、前期比25%増【図】

 
 鴻海精密工業が30日発表した第3四半期の純利益は、183億500万台湾元(約505億円)で前期比25.66%増、前年比2.7%増と過去1年半で最高を記録した。31日付工商時報が伝えた。
 
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 同期売上高は3,858億4,300万元で、前期比22.85%増、前年比10.52%減だった。丁祈安副総経理(広報担当)は、前年比で売上高が減少したものの純利益が成長した理由について「コスト管理が奏功した」と説明した。また中国の製造拠点を西部に移動させたことによる税コストの抑制効果が、第2四半期ごろから表れていることも影響したようだ。

 第4四半期の業績についてゴールドマンサックス証券は、各製品の出荷成長で、売上高は前期比18%増の4,500億元程度となると予測した。

 なお、同社は来年、ノートパソコンや液晶テレビといった新規参入分野、および流通など新事業でさらに業績を成長させる方針だ。クレディ・スイス証券によると、来年の出荷台数はノートPCがデルやヒューレット・パッカード(HP)からの受注で倍増、ソニーからの液晶テレビ受注は今年の4.6倍に当たる460万台となり、売上高は全体で23%成長するとの予測だ。