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降コレステロールの漢方新薬、健保給付から除外


ニュース その他製造 作成日:2007年8月3日_記事番号:T00001895

降コレステロールの漢方新薬、健保給付から除外

 
 台湾で初の漢方新薬として2年前に行政院衛生署に承認された降コレステロール薬「寿美降脂1号」(リポコルフォルテ)が中央健康保険局による保険給付対象から除外された。漢方新薬の開発に冷や水を浴びせかねないとして、業界に波紋を広げている。

 3日付経済日報によると、開発メーカーの彦臣生技(NBM)は、衛生署と経済部に決定見直しを要求。当局は21日に関係官庁による会合を開き、対応を協議する。

 健康保険局は給付除外の理由について、すでに西洋医学による降コレステロール薬が多数存在することや患者に経済的利益がないこと、安全性や効果に関する数値が明確さを欠く点を挙げている。

 台湾では多くの製薬メーカーが「バイオ技術新薬産業発展条例」の適用を受け、漢方新薬の開発に取り組んでいるが、「寿美降脂」に対する給付除外を受け、業界内では将来的に健保給付対象として認められるか不安が広がっている。