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メディアテックQ3粗利益率、過去最高の60%


ニュース 電子 作成日:2009年11月2日_記事番号:T00018950

メディアテックQ3粗利益率、過去最高の60%

 
 IC設計最大手の聯発科技(メディアテック)は、30日発表した第3四半期の業績で、粗利益率が過去最高の60.2%となった。製品ラインナップの調整による平均販売単価(ASP)の安定が貢献した。第4四半期はオフシーズンで若干の低下が予測されるものの、第2四半期(59.1%)と同水準を保つ見込みだ。31日付工商時報が伝えた。

 謝清江同社総経理によると、第4四半期は中国市場での携帯電話やテレビ、DVD向け出荷量がオフシーズンで減少する上、価格引き下げにより連結売上高は単月13~19%減少、通期で278億3,000万~298億9,000万台湾元(約768億~825億円)と予測している。ただ12月は中国の春節(旧正月)需要により、10、11月に比べ業績がやや伸びるものとみられる。

 なお、同社の価格引き下げが、ライバルの晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)や展訊通信(スプレッドトラム)などの値下げ攻勢への対応策と市場でみられていることに関し、謝総経理は「価格調整は市場動向に応じてするもので、特定の競争相手だけを見て行うものではない」と説明。「今年のASPの下げ幅は前年と同水準の15%以内に収まっている」と強調した。