ニュース 金融 作成日:2009年11月3日_記事番号:T00018961
米保険大手AIGが実施した台湾生保子会社、南山人寿保険の売却入札で、香港の投資会社プリマス・フィナンシャル・ホールディングスなどに敗れた台湾の中国信託金融控股は2日、売却入札のプロセスに問題点があったとして、弁護士と検討作業を進めていることを明らかにした。場合によっては、AIGを提訴することも辞さない構えだ。3日付蘋果日報が伝えた。
中国信託の広報担当、呉一揆氏は業績説明会の席上、▽入札価格がプリマスを上回っていた▽南山人寿の従業員の取り扱いに関する提案は劣っていなかった▽将来の業務計画も完全なものだった▽中国信託の傘下に競合する保険会社がない──など有利な要素があったにもかかわらず、南山人寿を落札できなかったことに疑義を呈した。今後は中国信託が実際にAIGを提訴するかどうかが焦点となる。
南山人寿の従業員にも、入札結果は従業員の利益に反するとして抗議の動きがある。
AIGのニューヨーク本社は「プリマスを選択した理由は既に説明しており、中国信託が提訴を検討していることに関してはコメントを避けたい」とした。
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