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高級住宅物件向けローン、金利引き上げを要求


ニュース 建設 作成日:2009年11月3日_記事番号:T00018963

高級住宅物件向けローン、金利引き上げを要求

 
 行政院財政委員会は2日、政府系金融機関による高級住宅物件向けの住宅購入ローン金利を引き上げるよう求める決議を可決した。李述徳財政部長は「必要に応じて、関連措置を取りたい」と述べた。3日付工商時報が伝えた。

 決議は盧秀燕立法委員(国民党)らの提案によって行われたもので、面積、金額が大きく、物件価格に占める融資比率が高い住宅物件について、政府系金融機関が率先して金利を引き上げるべきとの内容だ。

 李財政部長は高級物件の定義について、「個人的には台北市の場合、時価5,000万台湾元(約1億4,000万円)以上の物件を指すのではないかと思う」と述べた。

 決議は強制力を持たないが、財政部は立法院の決議内容を政府系金融機関に伝え、参考にしてもらう方針だ。

 林中森・行政院秘書長は「銀行の住宅ローン金利は市場動向によって決まる。物件が高級物件に当たるかどうかは区別が困難で、金融機関が独自に研究を行うことは可能でも、政府が強制することはできない」と述べた。