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産業用コンピューターの振樺電子、印プロトコルを買収


ニュース 電子 作成日:2009年11月3日_記事番号:T00018972

産業用コンピューターの振樺電子、印プロトコルを買収

 
 産業用コンピューターの振樺電子(ポジフレックス)は2日、インド市場における同社の代理販売パートナー、プロトコル社を買収したと発表した。振樺電子はインドのPOSシステム市場で2位となっているが、プロトコル買収で同市場の開拓をさらに進める構えだ。3日付工商時報が伝えた。

 振樺電子はプロトコルへの出資比率を51%以上に引き上げて経営権を取得、今後インド子会社とする計画で、陳茂強・振樺総経理が新会社董事長に就任する予定だ。プロトコルの創業者2人も引き続き経営陣として業務を担う。振樺電子は、「将来的には、インド市場が強みとする高いソフトウエア技術力を、当社のハードウエアと結合させることも考えられる」と期待感を示している。

 振樺電子は昨年の金融危機で大きなダメージを受け、今年1~9月業績は、売上高が前年同期比25%減の9億3,100万台湾元(約26億円)、純利益は43.7%減の1億2,500万元と大きく落ち込んだ。ただ、ロシアやインド、中国など新興市場では成長を維持している。