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AUO・奇美電、12月から減産へ


ニュース 電子 作成日:2009年11月3日_記事番号:T00018976

AUO・奇美電、12月から減産へ

 
 3日付経済日報が業界関係者からの情報を基に報じたところによると、欧米市場でハイシーズンが11月に終了すること、および液晶モニター用パネル価格がコスト割れ水準まで下落して赤字転落につながるとの懸念から、友達光電(AUO)と奇美電子(CMO)は、12月中旬から来年1月にかけて5~10%の減産を実施する。これにより供給量を抑え、価格の大幅下落を回避する構えとみられる。

 AUOと奇美電は、オフシーズンに加え、液晶パネル用ガラス基板世界最大手、米コーニングの台中工場で電力トラブルが発生したことで、第4四半期の稼働率は90%前後になると予測している。

 ただ、市場調査会社ウィッツビュー・テクノロジーによると、中国市場では10月初めの国慶節連休中、液晶テレビの販売が好調で、販路の在庫消化が進み、中国のテレビブランド業者は来年2月の春節(旧正月)シーズンに向け、AUO、奇美電から現在も引き続き調達しているという。これにより当初11月に10~15米ドル下落すると予測されていた40インチ以上の大型パネル価格の下落幅は、5米ドル前後にとどまる見込みだ。また同月、液晶モニターは5米ドル、ノートパソコン用は2~3米ドルの下落が予測されている。